少女と過保護ーズ!!続

「さっきから本当に・・・・好き勝手言いやがって、チビ助が帰る場所は俺らの所だけだ」

「おわっ‼??」


桂が頬にチュッとキスしてきた。

といってもガーゼの上からだけど。


なんだ‼??

なんなのだ‼??

そしてあたしを見て、してやったりとニヤッと笑う。

目を白黒させてれば、美優もギョッと目を見開いて桂を見てる。


「かっ‼‼」


ギュウギュウのあたし達を見て、楽しそうに竜希さんが笑った。


その無防備なくしゃくしゃな笑顔を美優に向ける。


「‼??竜・・・」


美優はその笑顔に見惚れて真っ赤になっていたけど、その後、にっこり微笑んだ。

あたしに向かって。


え‼??

その目が、「どう??竜希、あたしに笑いかけたわよ」と語りかけてきてるようだ。


「え??何、竜くん、痰でも詰まらせたの??」

「違うわっっ‼‼」


麻也よ・・・・。


「麻也。アレは笑ってるんだよ。楽しすぎたり、嬉しかったりすると、あんな笑いになるんだよ。竜希さん」


あたしも最近気づいたけど。


「そーなん??てか、今のドコが楽しい・・・」

「だってよお‼‼お前らっっ‼‼」

「「「「「ん?」」」」」

「可愛いすぎんだろっっ‼‼俺の家族はっっ‼‼」

「おんぎゃああああああっ‼‼」

「くっ苦しい・・・・」

「ちょっ‼??もぉっっ竜くん‼‼」

「アハハハハハハハハハ‼‼」


竜希さんがあたし達に飛び付いてきて、一気に皆を抱きしめにかかる。

桂は離れてたからその難から逃れ、あたし達を見てケラケラと笑う。


ンギュウウウウウウーーーーーーーーーーーーーー‼‼


ち・・・ちぬ・・・・


「なっ‼‼あんたもそう思うだろ‼??」

「・・・・思わないわよ‼‼ドコが可愛い・・・」


美優が笑顔を瞬時に消して、嫉妬丸出しであたしを・・・竜希さんに抱きしめられてるあたし達を睨む。


『だから』


ホッ・・・・


『もう2度と俺の"家族"を傷付けることは絶対に赦さねぇ』


竜希さんが離れたことで、あたし達はやっとこさ息が吸える。

その竜希さんは美優の前まで行き、そう言い放った。

あたしより前に居るからその表情まではわからない。

でも笑ってた美優が真っ青になって言葉を引っ込めたことからも、厳しい表情であることはわかった。


竜希さん・・・。

その"家族"の中に、当たり前に自分が入ってるのが嬉しい


「なんでよっっ‼‼なんでアレなの‼??あたしの方が何十倍もアレより可愛いのよ‼??」


おっ‼??

ディスられてる‼??


「竜希に好かれようと"黒豹"の姫になろうと努力もたくさんしてきた‼なのに‼‼なんでよりにもよって、アレなのよ‼」


それは・・・・


「「「「「そんなの」」」」」