少女と過保護ーズ!!続

「焦って・・・バイクで転んだ・・・」


頭をかきながらバツが悪そうに笑う竜希さん。

包帯は巻いてないけど、よく見ればうっすらと額のところに傷がある。

あたしがおもわず手を伸ばせば、屈んでくれたからソッとその傷をなぞる。


「痛い??」

「いんや。全然」


あたしの手を握り笑う竜希さん。


「触んないで‼」


美優が頭をかきむしって叫ぶ。


「あんたみたいなのが勝手に竜希に触らないで‼」

「おい・・・。みたいなの・・・だと??」


笑ってた竜希さんが瞬時に表情を凍えさせて美優を見る。


「・・・っっ‼」

「人の"妹"を何貶してんだ、コラ」


・・・竜希さん。

その表情に、目と声の冷たさに彼女の目に涙が浮かぶ。


そうか。

美優は竜希さんが好きなのか。

それは触ってほしくないよね。

あの頃は恋もしたことなくて、わからなかったけど今ならわかるよ。

あたしも女の子が八雲さんに触るなんて・・・嫌だ。


「が、この女、案外口が固かった」


苦虫を潰したかのように顔をしかめる桂。


「俺らは他の方法で調べることにして帰った」


もちろん、手は出さず。


うん。

知ってるよ。

二人とも女の子には手は出さないって。


なら・・・??



「ダサい」

「本当」

「「うぐぅっっ‼‼」」

「こらっ‼可愛子ちゃんズ、そんなこと・・・」


麻也と桐子が半眼で悪態をつく。


「そりゃあな、俺だって・・・」

「女には手をあげれんでしょーよ」

「例え、性格ドブスでも」

「・・・っっ、誰がドブスよっっ‼‼」

「ダサい」

「本当」


「「うぐぅぅぅぅぅぅぅぅっっ‼‼」」


麻也‼桐子‼

心臓を押さえ、目に見えて沈む二人。


「落ち込んでねぇで、早く進めろや」


スパンスパーーーーンと蓮くんが二人の頭を叩く。

竜希さんの・・・良い音がしたね‼


「そしたら、どっから聞き付けてきたのか・・・まぁ"死桜"総長からだろうが」


"死桜"総長って


「拓実??」


何故に拓実‼??