少女と過保護ーズ!!続

桂side



「じゃあ、頼んだぞ」


「はい。何があろうと無事にチビ姫と八雲さんを病院へ」


「蓮」


「わかってる」




竜ちゃんがソッとチビ助を車に寝かせる。




「桂」


「あ??」




肩を貸してる八雲に呼ばれる。




「・・・・・・・・」


「・・・・マジか・・・・」


「ああ。悪ぃが・・・頼む」


「わぁーったよ。だからお前はたったか病院へ行け」




八雲の言葉が頭の中をグルグル回る。




参ったねぇ・・・。


めんどくさいねぇ・・・。




「麻也。お前も行け」


「でもっっ」


「行け。んで蓮と一緒に八雲とハイネを守れ」



八雲のもう片方の肩を支えてた麻也が異論を唱えようとするのを封じる。



「ここは俺と竜ちゃんで十分だ。妹と兄ちゃんを守るんだろ?」


「麻也」


「・・・・わかった」




八雲の後押しもあって渋々頷く麻也。


八雲を車に乗せれば、未だに光を失わない力強い瞳でこっちを見てくるから、まかせろと笑ってやる。


本当に、けが人か??コイツ。


これほどのケガで血を失ってるのに、意識を保っていられるとは恐ろしいほどの精神力だ。



そう思ってたら、ゆっくり目を閉じていく八雲。



「お疲れさん」



労いの言葉をかける。



「いいぞ。くれぐれも安全運転でな」



「了解です」



車が発進し蓮と麻也が後に続き、その後をさらに"黒豹"が続く。



アイツらちゃっかりバイクを教会から出してやがったな。



教会を破壊することになった、バイクで壁を突き破った二人はバイクをきちんと回収してた。



さて俺のバイクは無事かねぇ・・・。



俺は急ぎバイクの元へ戻った。




"あの人が来るぞ"



さっきの八雲の言葉。



竜ちゃんに伝えねぇとな。