少女と過保護ーズ!!続

着いてみれば、どうしてこんな凄い状態に!?ってくらい凄い状態だった。



崩壊した教会。



呻き声を上げてゴロゴロと転がってる大量の男達。



知った顔もある。



それはどれも"邪魅"ので、総長の志門なんてグルグル巻きにされ、顔中血だらけで寝かされてる。



良かった。"黒豹"が勝ったんだ。



負けるとは思ってなかったけど、この場を見て安心すると同時に"黒豹"の強さに驚く。



もしかしたら、"九龍"より??



しかし"黒豹"はー??



さっきの勝鬨は間違いなく"黒豹"のもので、でも"黒豹"の姿がない。




竜希さんの姿も。


何処にーーーー??



「「「うぉぉ‼チビ姫ーーーーー‼‼」」」




教会だった物の瓦礫の奥にたくさんの人がいた。



歓声はそこから上がったらしく。




チビ姫??



それって"姫"のこと?



ある人達は肩を組んで喜びあい、ある人達は抱き合って泣いてる。



でもその表情は皆笑顔。



そんな中で、聞きたかった声がした。




「良くやった‼良く頑張った‼ハイネ‼」




大きな喜びと深い愛情のこもった竜希さんの声が、女の子の名を呼ぶ。



痛い・・・??




「あたし頑張った。竜希さんが信じて行かせてくれたからだよ」



「そうか」



「ありがとね、竜希さん」



「ああ」




1人の女の子が居た。



着てるものも、身体もボロボロだった。


頬には殴られた跡も見えた。



それでも女の子は竜希さんとオデコをくっつけて笑いあってる。



安心しきった笑顔。



その笑顔を見る竜希さんの表情が限りなく甘く優しい。





あの子が"黒豹"の姫。



総長が躊躇いもせずに土下座することが出来る存在。