少女と過保護ーズ!!続

"黒豹"side



「うわぁぁぁ‼」


「目がっ!?」


「ゲホッゴホ‼」




巻き起こる砂塵が目に入る奴、爆風に転げる奴、飛んできた何かに当たる奴が居る中で俺達は踏ん張って耐える。



だって‼

だって中には、あの中にはチビ姫と八雲さんが居るんだぞ!?



俺らの大事な人達がっ‼




「チビ姫‼八雲さん‼」




いてもたってもいられず教会へ走り出そうとする俺達を蓮さんと桂さんが前に立ち塞がって止める。




「いいからココで大人しく待ってろ」


「でも、桂さん‼」


「お前らまで巻き込まれて怪我でもしたら、チビネがどれだけ悲しむと思ってんだ」


「蓮さん‼」



いつもは、おちゃらけてたり熱血すぎたりするのに・・・。


今この瞬間はとても静かで別人のような二人。


麻也さんに至っては、巻き込まれないギリギリの所に立って教会を睨んだまま微動だしない。



肝心な総長の姿はなく、こんな時に何処へ!?



「俺らはっ・・・俺らはどうしたらいいんですか!?大事な妹が家族がピンチの時にココに突っ立ってろって言うんですか!?」



今回は俺らが不甲斐ないせいで・・・チビ姫が拐われた。


助けに来たのに‼

これじゃあ、なんのために俺らはココにっっ‼



「チビネが大事なら信じてやれ」


「大丈夫だ」


「蓮さん・・・桂さん・・・」




二人は・・・いや、麻也さんも入れて3人は信じてるんだ。



そうだ、俺らが信じないでどうすんだ。



さっきチビ姫は言ったじゃないか。



"クリスマスパーテしようね"と‼



それにチビ姫には八雲さんが居る。


あの人がチビ姫を守らないわけがない。



二人は生き・・・




「静かにしろっっ‼‼」




突然、麻也さんが叫んだ。




・・・・っ‼






「ーーーiiiiiii」





・・・・・・・‼‼??




「笛の音‼??」




こんなとこで、今、笛が吹けるなんて人物はただ1人・・・。





「「「「「「「「チビ姫‼‼」」」」」」」」