少女と過保護ーズ!!続

八雲さんの視線が痛い‼


ごめっごめんなさいってば‼


突入するまですっかり志門のことは忘れてて‼


八雲さんを連れ戻すことしか考えてなかった‼


つか、あたしもわざわざ志門の一番近くから突入せんでも・・・…。


なんかそこかしこに穴が開いてるからそこから入れば良かった‼



・・・なんの穴だ?


よく見れば結構開いてる。



そりゃ、教会も崩れるはずだ。



麻也と蓮くんが突っ込んで来たのは覚えてるけど・・・。




あ"あ"あ"あ"あ"・・・。



あたしは大丈夫だから、そんな悲愴な顔しないで八雲さん。




「高遠・・・ハイ・・・ネ・・・」




練っとりとした声があたしを呼ぶ。




「いい加減諦めなよ、志門。あたしがアンタのモノになるなんて億が一にもないよ」




諭すように静かに言う。


万が一じゃ少ないから、億にしてやったわ。



志門。


ないんだよ。


皆を・・・ハゲさんをゴブさんを、八雲さんをあんなに傷付けたアンタをあたしが赦して側に居るなんてことは。



億が一にもないんだよ。



もし・・・あの時、八雲さんと初めて出逢ったあの日。



あの日に出逢ったのが、アンタだったとしてもあたしはアンタに恋はしなかった。






八雲さんだから。


あの日出逢ってなかったとしても、あたしは必ず八雲さんを見つけて八雲さんに恋をする。



ぶきっちょで感情を表に出すのが嫌いだった。


でも誰よりも人の気持ちを汲んで優しくなれる八雲さんだから。



あたしは恋をした。


アンタじゃない。


人を・・・仲間を平気で傷付けるアンタを軽蔑こそすれど好きになるなんて・・・・・・ないわ。




「うる・・・せぇ。お前がどー思おうが・・・関係・・・」


「ハイネ‼」


「八雲さ・・・」


「こんのっっバカ‼バカちんが‼なんで来た!?」









ぶきっちょー‼