少女と過保護ーズ!!続

八雲side



コイツを絶対にもう2度とハイネには近付けさせねぇ。


そのためにはココで決着をつける必要がある。


そう思い俺はココに残った。



だがそこは腐っても総長。


いくら痛めつけても起き上がってくる。



執念というべきか。



何に対する・・・?



仲間か?


"邪魅"の名か?


プライドか?



それとも・・・・・・ハイネか?



それならば、なおのことココで終らせる。



たとえこの教会と・・・



たとえ・・・




・・・・・・・あ"あ"!?



志門の後ろ、教会の入り口を凝視する。



そこから現れるのは、たった1人の愛しい女の子。



遠ざけた。


俺の名を必死で呼ぶあの子を。


もう怪我をさせたくなくて、一刻も早く病院に連れて行かせるために。



返事もせず、あげくは冷めた目で冷めた表情であの子を見た。



その瞬間、ぐにゃりと表情が歪みボロボロと大きな猫瞳から涙が溢れた。



自分で決めたことなのに、すぐさま後悔した。



今すぐ抱きしめたい。


安心させてやりたい。



ただ側に居てやりたいーーーーー。



だが、グッとその感情を全て飲み込む。



しかし、遅かった。



立ち上がりナイフを構えてた志門が俺の変化に気付いた。




「志門‼」




後ろを向かすわけにはいかない。


注意を惹き付けようとした。



だが・・・。




「八雲さん‼」





なんでっ


なんで戻ってきた!?


嫌われてもいいと遠ざけたのに‼



なんで‼




志門が嗤う。
















「ハイネ‼」