少女と過保護ーズ!!続

皆を見て、しっかり頷く。




「崩れるまで後2分って所だ」


「うん」


「ここで待ってる」


「うん」




桂が真剣な表情で、ギュッとあたしの手を握るからあたしも同じ力で握り返す。




「・・・・・・気を付けて」


「うん」


「・・・・・・」


「心配しないで。"黒豹"レンジャーの姫は皆が居てくれるから無敵なのだ‼」


「バカ・・・」




まだ納得してない麻也の頭を撫でる。



フワフワだ。




「本当に大した姫だ」


「でしょ?」




今にも泣きそうな蓮くんの胸を笑って叩く。




「チビ」


「竜希さん」




竜希さんがあたしの前に立つ。


やはり背の高い竜希さんを見上げるのは首が・・・。


竜希さんと目を合わせれば、総長としての立場と兄としての自分にユラユラと揺れている。



「すま「どっせいっっ!」」


「ごふっっ‼」



謝ろうとした竜希さんにお得意のタックルをかまし、ギュッと抱き付く。



暖かい暖かい体。


優しい心音。



そんな、すまなそうな顔しないで。


竜希さんには自信満々の笑顔が良く似合う。



「いつもいつも我が儘をきいてくれて、自由にさせてくれてありがとう。お兄ちゃん」


「・・・ああ」



ため息のような返事と共に抱き返してくれる。


ふふ。



「じゃ、いってきます‼」


「「「チビ姫・・・」」」




"黒豹"の皆が表情を歪め、拳を握りしめて見送ろうとしてくれてる。



「遅くなるかもだけど、帰ってきたらクリスマスパーティーしようね‼」


「「「・・・おう‼必ずっ‼」」」


「「「頑張れ‼チビ姫‼」」」


「おうっ‼」




力強く頷いてくれた皆に笑って、あたしは痛む足を引きずりながら教会へ。



おこっ


怒られても行くんだから。


待ってなさいよね‼



八雲さんーーーーーーーーーーーーーー。





「竜くん?何処へ?」


「やらなけりゃあならねぇことがある」