少女と過保護ーズ!!続

不吉な音がした。


まさか・・・



「よし、飲んだな。じゃあ、行くぞ。痛いかもしれんが、我慢してくれ」


「蓮く・・・ぐぅっっ」




蓮くんに抱き上げられた。


その瞬間に身体中に痛みが走る。


我慢しきれず呻き声が口から漏れた。




「大丈夫?ハイネ?」


「ん・・・大じょぶ・・・。麻也・・・今」




状況はどうなってるの?


そう聞こうとした。


けれど聞く前に、あたしの目はあの人を捉えた。



大好きなあの人の姿を。


なんて・・・なんて姿にっっ‼


右半身は赤く染まり、左足太腿からも流れ出る血。


腕にも顔にも鋭い物で切られたような傷が・・・。




「あ・・・あ・・・あ」


「ハイネ‼落ち着いて‼」


「チビネ‼息をしろっっ!」




八雲さんを凝視したまま、短い呼吸を繰り返す。




「あ・・・あ・・・あたし」




あたしのせいだっっ‼




「ハハッ‼お前のせいだぞ・・・高遠・・・ハイネ‼」




志門が嘲笑いとともに叫ぶ。




「うるせぇっっ‼」


「テメェが言うんじゃねぇよっっ‼」



麻也と蓮くんが志門の言葉に反応してやり返してくれるけれど、あたしは志門の耳障りな嘲笑を聞きながら、ただただ八雲さんを見てた。



あたしのせいだ・・・。


あたしさえ居なければ、助けを求めなければ・・・。




「あ・・・あ」








「ハイネ」