少女と過保護ーズ!!続

「…ハハッ!!大した自信だな!!俺以外…」


『本当のことだからな。つか、お前は喋るしか能がねぇのか?こっちは時間がねぇんだ。お前が来ねぇならこっちから行くぞ』



自信??


あるに決まってんだろうが。


出逢って1年。



"八雲さん!!"



ハイネの俺を呼ぶ声に満面の笑顔に、籠められた愛情を毎日受け取ってんだ。


毎日、毎日与えてくれる愛情に満たされてんのに、疑いようもないだろ。


いつもの日常へ。


そのためにはさっさとこの男を倒さねばならない。



俺は床を蹴って、瞬時に志門との距離を詰めた。



「……なっ!?」



話終わるまで待ってもらえるとでも思ったか?


それでも総長か。


突然のことに目を見開き下がろうとする志門の顔面に渾身の一撃を叩き込む。



バキィッッッ!!!!



「!?がっぁっあっ!!」



ムカついて堪らない奴に漸く一撃。


だが、まだまだだ。


顔面を押さえ、俺から距離を取ろうとする志門の逆の腕を掴み逃がさないようにして、今度は腹を殴る。



「あがっ…あっ…あ……」


『痛ぇか?だが、うちの奴らが…ハイネが味わった痛みはこんなもんじゃねぇんだよっっ!!』


「…は…放…せ…ぐぅっ!?』




放せ?どの口が言うんだよ。



ゴキィッッ!!!!



もう一度顔を殴れば、歯が折れたのが感触でわかった。



ポロポロと血と一緒に歯を吐き出す志門。



まだまだだ。




「ひぃぃ……鬼だ…」


「…なんだよ…あの目…」



鬼??


ああ。


そうだな。


俺は………。



誰かの言葉に、ゆるりと口角を上げた。