少女と過保護ーズ!!続

怒号と共に投げた。




「うぁぁぁぁぁっっ!!??」




さっすが竜ちゃ……



期待を裏切らねぇなっっ!!オイッッ!!!!



なんで俺の方に投げんだよっっ!!??



ブォンッッ!!と飛んでくる慎哉を




「あっぶねぇっっ!!!!」



チビネを守るため、チビネに覆い被さり、ギリギリ…ギリッギリで避けた。



そうなれば、慎哉はドカァァーーンッッと壁を突き破って外へ。




「ギャーーーッ!!」


「さっきからなんだよっ!!」


「なんで人が飛んでくんだよっっ!?」


「ぐぇっっ!?」




おう。


誰かが犠牲になったらしい。



"黒豹"の奴らじゃねぇよな?



「オラァッ!!竜希、ふざけんなよっ!?チビネにあたったらどーすんだっ!!」


「あてねぇよ」


「嘘つけぇ!!なんも考えずに投げただろーがっ!!」


「そーとも言うな!!」


「そーとしか言わねぇよっっ!!」




俺が…俺がチビネを守るっっ!!



ジリジリジリジリとアホ竜希と距離をおきはじめる男ども。



自分等がどんな奴を敵にまわしたか、ようやくわかってきたらしい。








『逃げられると思うなよ』




ゾッとした。


久しぶりにゾッとした。


ふざけてるようで、竜ちゃんは本気だった。


今の重い声と冷え冷えとした表情が物語ってる。




「「「「わぁぁぁぁぁあ!?」」」」




ドンッと竜ちゃんが、しなやかに走り出した。


本当に我らが総長は"黒豹"そのものだと思う。


俊敏さ、しなやかさ、そして強さ。



全てが獣じみている。




『やっぱ強ぇな"黒豹"』