少女と過保護ーズ!!続

振り返るも麻也の所は、人・人・人で何が起こってるのか全くわからない。







「まだまだだね~麻也ちゃん」




桂の声がして、バキッと殴る音が聞こえてきた。




「うっせぇボ桂!!」


「ボ桂!?」



上手いな麻也。


見えない麻也に座布団をやりたい気分。




「麻也ちゃんって呼ぶんじゃねぇよ!!ボ桂!!」




どうやら麻也のピンチに桂が駆け付け、事なきを得たらしい。


人だらけの中でひょっこり見えるオシャレヘアー茶髪は桂だな。


んで、桂の後ろにチラチラ見えるオレンジ。


麻也と桂は死角が出来ないように背中合わせで戦うことが多い。


いつものスタイルになったって所か。



これなら大丈夫だろう。



俺は6人ほど積み重ね急ぎチビネの所に戻る。




「チビネ、水飲もう」



起こしたくはないが、脱水症状が怖い。



「ん…」



少し体を起こしてやれば、目は開けずとも口を少し開けたからペットボトルをあて水をゆっくり流し込んでやる。


小さく喉を鳴らして飲んでる姿に安心する。



「まだいるか?」


「ん…。蓮く…皆…だいじょーぶ…?」


「ああ。心配すんな」


「良かっ……」



自分のことより、俺らのことか。


優しい子だ。


俺の返事に安心したんだろう、チビネはまた眠りについた。