少女と過保護ーズ!!続

「びびってなんかねぇぞっ!!死ねや、おらぁっっ!!」



一人の男が金属バットで竜ちゃんに殴りかかる所だった。



「うるっせぇ!!竜くんをやろうなんて、100年は早いんだよっっ!!」



そう叫び、麻也は竜ちゃんの肩に手を置くと飛び上がり……


男の顔面に鋭い蹴りを叩き込んだ。


叫ぶこともかなわず、もんどり打って転げる男。


金属バットが手から離れ転がったのを他の男が拾った瞬間、軽やかに着地した麻也が一番手で敵陣へと単身乗り込んでいく。



「お前らだけは赦さねぇっ!!俺の妹を拐いやがって!!ぶっ潰してやる!!」




"黒豹"で一番血気盛んなのは、ああ見えて麻也だ。




「八雲」


「あ?」


「本来なら、奴の相手は俺だが」



ドカッッ!!



「げぇっ」


「アイツはテメェに任せる」



バキィッ



「ぐぁぁっ!!」


「竜希…」


「完膚なきまでに叩き潰せ」



今まで笑んでいた竜ちゃんが鋭い瞳で"邪魅"の総長と八雲を一瞥する。



「了解」




ゴキッッ!!



「ぎぃゃぁぁぁぁぁ!!」




向かってくる奴らを一撃で沈めながら喋る二人。


その二人に睨まれながらも、まだ少し余裕があるのかニヤニヤしてる"邪魅"総長。



心底ムカつく野郎だ。



「弱ぇ奴が、ちまちま来てんじゃねぇよ、一気にかかってこいやっっ!!」




"黒豹"が吠えた。