少女と過保護ーズ!!続

蓮side



「ハイネ!!」




麻也が血相を変えて叫ぶ。




「大丈夫。俺達が来て安心したんだろうな。眠っただけだ」




笑って言ってやれば、胸を撫で下ろす麻也。



スピーッ、スピーッ。



安らかな寝息が聞こえてきて、可愛い寝顔に笑みが溢れる。


こんな所で寝れるとはさすが俺らの妹。


てか、それだけ俺らを信じてくれてるってことか。



でも……。


ボロボロの姿に、どれだけの思いをしたかと思うと、もっと早く駆け付けてやれなかったのかっと後悔しかない。


だからこそ、コイツらは絶対に赦しちゃおけねぇ。


もう2度とチビネに関わることが出来ねぇよう、"黒豹"を敵にまわすのがどれだけ恐ろしいか思い知らせてやる。




『始めっか』




ここにいる全員に聞こえるよう、鋭くそう言った竜ちゃんはおもむろにホイッスルをくわえた。



「「「ハァァ!?!?」」」



それ、チビネのだろ!?


いつの間に!?



麻也と桂と俺で吠えれば。




「あ"ーーーー!?」




八雲が絶叫した。



PI―――――――――IIII!!



俺らの驚きに、ニヤーッと笑った竜ちゃんが全力でホイッスルを吹いた。


うるっせぇぇぇ!!


どれだけの肺活量だっ!!


チビネが起き……ねぇな!!



よしっっ!!



この場にいる全員が耳を塞いだ。


その間も鳴り続けるホイッスルに教会は激しく揺れ、しまいには上の方にあった窓ガラスが割れた。


窓ガラスの破片が容赦なく降り注ぐ。


奴らに。


ギャーギャーと騒ぎ、それを避けようと必死になってる。



そんな中……。