少女と過保護ーズ!!続

竜希さんの大きな手が、頬に添えられる。



「良く頑張った」


「…っっ」



コチッとオデコとオデコが合わさり、近い距離にある鋭い瞳が優しく細まった。



「俺達が来るまで、一人で良く頑張った。さすが"黒豹"のチビ姫だ」


「……ふっ…」




労りのこもった"頑張った"の言葉に、また涙が溢れだす。




「あ…たし…」


「ああ」


「今回の…ことは…あたしの…せいで……申し訳なく…て…」


「ハイッ…」


「蓮」



喋ろうとした蓮くんを竜希さんが止める。



「また…あたし…のことで…迷惑かけちゃう…こともある…と思う…」


「ああ」


「でも…皆の所へ…帰りたい…。血は…繋がって…ないけど…皆と家族でいたい…」



怖かった。


優さんに連れ拐われたことももちろんだけど、またあの家に戻されるのが。


また名を呼ばれない日々を過ごすのが、本当に怖かった。



「血なんて関係ねぇ!!」


「そうだよ。なんのために俺は頑張ったと思ってんの」




蓮くん。


麻也。




「ばーか」


「お馬鹿ハイネ。俺は死んでもお前を離さないよ」



桂。


八雲さん。



「俺らが遅かったばっかりに不安にさせたな、チビ」



竜希さん。



「あたし…皆のとこに…帰って…い?」











「「「「「当たり前だ!!」」」」」