少女と過保護ーズ!!続

「よし!!チビネ、手当て…」


『たった二人仲間が増えて、何余裕こいて盛り上がってんだ。バカじゃねぇ?』



志門が嘲笑い、その仲間たちもゲラゲラ笑う。


でも皆、動じない。


どころか、蓮くんに至っては無視。


持ってた救急箱を開けてありとあらゆる物を取り出していく。



「熱もあるんだったな」



…と冷えピタを貼られた。




「はぅあ!?」




突然の冷たさに声を上げるも




「我慢」


「はい…」



麻也はそんな蓮くんとあたしを守るように、周りを威嚇し志門の話なんて聞いてもいない。



「おいおい、やっくんよ。たった二人仲間が増えた程度だと」


「……んな観察眼で、総長なんてよく名乗れるな」




バカに仕返す桂に八雲さん。



そう。


"二人"ではない。


だってさっき響き渡った咆哮は間違いなく…………




ゴシャッ!!




「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」


「くっ、来るなっ!!来るんじゃっ…」




バキッッ!!




「ぐっふぉっっ!?!?」


「たかが一人だっ!!何びびってんだよ!!こんな奴は俺がっっ…」




ボキィィッッ!!




「ひぎぃぃぃぃぃっっ!!」




カツンッ……




『ギャンギャン、ギャンギャン喧しい』




外がさっきよりも更に騒がしくなり、重く響く音の後に悲鳴が続き。




「突然出てきて何なんだ!?お前はっっ!?」


『聞こえなかったのか??俺は喧しいと言ったんだ』




ゴッッ!!!!




「がぁっっ!?!?」


『痛いか??だが、俺の家族はもっともっと痛かったんだよ』




いつもの何倍も静かな声と共に。






何人もの男たちを引き摺りながら、"黒豹"総長、吉良竜希が姿を現した。