少女と過保護ーズ!!続

聞き慣れた、慣れ親しんだその音に朦朧としてた意識が引き戻される。


来てくれた。


来てくれたんだ、我らが"総長"が――。



自然に口元が綻ぶ。


会いたかった。


ずっと会いたかった。



"黒豹"に。




『轢かれたくなかったら、そこ退けぇっ!!雑魚共がぁっっ!!』




この声!!


麻也!!!!



こんなに口が悪い麻也はキレてる証拠。




バッキィィィィィッッッ!!!!




えーーー!?




「「「はぁぁぁぁーー!?」」」




一台のバイクが教会の横側から壁をブチ壊して突入してきた。



木造だから出来た大技。


まるでアクション映画を見てるみたいで。



あたしもだが、周りも騒然とし呆気にとられた。



まさかそんなとこから来ようとは!!




クックッと前の二人は笑ってる。




「ハイネ!!!!」




大胆なことをしてのけたのは麻也で。



バイクを停めるとこっちに一目散に走ってくる。



バイクのライトに照らされてキラキラ輝くフワフワのオレンジの髪を靡かせて、大きな瞳を険しくさせて。



今にも泣いてしまいそうな表情に、こっちも泣きそうになる。




「麻也……」