少女と過保護ーズ!!続

「誰が雑魚だっ、オラァッ!!」


「死ねや、ボケぇ!!」


「お前らのっ、お前らのせいで!!」



またか。


お前らのせいって、どう考えても"邪魅"が潰れるキッカケを作ったのは……



『好き勝手言ってくれるねぇ"黒豹"…がこの人数にたった二人で勝てると思ってんのか?そんなボロボロのお荷物背負って』




……このクソ野郎のせいでしょうが。


金で人を拐って。


ボロボロのお荷物。


たくさんの視線があたしに突き刺さる。


そんなこと言われなくてもあたしが一番よくわかってる。



あたしが皆の…




『そうだな』


「………っ」




八雲さんの肯定にズキリと心臓が痛んだ。



『荷物は荷物だが、たった1つ。この世で1つしかない大切な荷物だ。こんな可愛い荷物ならいくらでも背負ってやる』


『女を荷物だと?だからテメェはモテねぇんだよ。チビ助を背負った所で俺の強さは変わらねぇ。むしろ上がる』




八雲さん…。


桂…………。


凜と立ちそんなことを言ってくれる二人の背中が涙で見えない。



「女の前だからってカッコつけてんじゃねぇっっ!!」


「もー勘弁ならねぇ!!」




教会が一気に騒がしくなる。


何人いるのか、もうわからない。


教会に入れない奴らが外でも騒いでるのがわかる。




『クソうぜぇ。じゃあテメェらブチ殺してからソイツを俺のモンにしてやるよ』




……志門、この男のギラギラした視線にゾッとした。