少女と過保護ーズ!!続

ああ。


お前は立派な"黒豹"の一員だ。


俺は自分の首にかけてたホイッスルをハイネの首にかけてやる。


ハイネの"黒豹"の証。



「……あ」



返ってきたソッと握りしめ笑った。


俺がホイッスルを初めてあげた時と同じ笑顔。



可愛い可愛い笑顔にもういっちょ、額にキスをする。




「一緒に帰ろうな」


「…ん。帰る…一緒に」


「よし」


「気をつけて…」



心配そうに俺を見るハイネの頭を撫で、ハイネと俺を守ろうと前に立ってくれてる桂の横に並び立つ。



桂が強いのは知ってる。


だが、時間がねぇ。


空気が一気に張りつめた瞬間。




『退け』




声がした。



耳障りで粘つく声が。



間違えなければこの声の主は…。




『志門…』




ハイネを拐った本人。


歩いてくる志門を睨み見つめれば、桂が"アイツが"と呟き表情を引き締めた。



忘れねぇぞ、テメェがしたことは。



車の中でハイネを襲ってたのも。



だがそこは腐っても族の総長。



俺と桂の睨みも受け流し笑う。



そして、奴は俺の逆鱗に触れた。



ハイネがお前のだと…?








   『黙れ』





その口、二度ときけねぇようにしてやる……。