少女と過保護ーズ!!続

「やぐっっやぐもざっ…あああああああーー!!!!」



必死に俺の名を呼び、しがみついてこようとするハイネを片手で深く抱きしめる。



痛くないように。


苦しくないように。



埃と血とハイネの匂い。



冷えてはいるが、柔らかい体。



ああ。


ハイネだ。


帰ってきてくれたーー。



ごめん。


ごめんな。


守れなくて……。



まだ泣き続けるハイネを思う存分泣かせてやりたいが、早く病院へ連れていきたい。



病院へ。


とハイネに言えば。



心細い時の癖で、俺の小指を握りしめ「八雲さんも?」と聞いてくる。



正直、答えに迷う。


お前を守れなかった俺はまだ、お前の側に居る資格があるのか?



赦してくれるのか?


答えは出ない。


でも病院に連れて行くために頷く。


ずっとずっと側に…。


居たい…という言葉は飲み込んで伝えれば、何度も頷いてくれる。



愛しい愛しい子。



互いの温もりに、鼓動を分け与い離れがたく思ってれば。



ガァァァァァン!!!!



『………………殺すぞ』



何かの衝突音の後に、桂のぶちギレた声が聞こえてきた。