少女と過保護ーズ!!続

呼ばれた。



「ハイネ!!」



目を開けて。


その目に俺を写して。



「…ど…したの??」



大きな猫瞳が俺を写す。


ほんの少し首を傾げて。



ああ。


俺が泣いてるのが不思議なのか。



ジッと俺を見ていたハイネがゆっくりと手を持ち上げる。



血と埃にまみれた手。



愛しい手。



俺はその手を取り自分の頬を刷り寄せる。



冷たいその手に体温を分け与えたくて。



「ハイネ…」



何度呼んでも呼び足りない。



「ハイネ…」



が、突然ハイネが離れようとする。



ダメだ。


ダメだ!!


やっと…やっと……




「…やっと…ハイネに触れた」




声を温もりを感じれるのに。



もう少しでも離れたくないのに。



______わかって。



お前はどこも汚くない。



出逢った時のまま。



止まらない涙そのままに笑えば。




「ふっ…うっ…あっ…」




大きな猫瞳から涙が溢れだす。



「あああああああーー!!」



悲痛なまでの叫びがその唇から放たれた。