少女と過保護ーズ!!続

バッガァァァァァァアンッッ!!!!




鼓膜が破れるかのような大轟音がして何かが倒れた。


そして真昼のように明るくなる教会の中。




「なっ!?」


「ハァ!?!?」




ブワッと巻き上がる埃。



……何?

………何が起こってるの?



キィーーーッッ!!!!



開かない目では、今何が起こってるのか全くわからない。



ただ何かが、ううん。


バイクが暴れてるのだけはわかる。



教会にある椅子を薙ぎ倒しながら進んでる?




キィーーーッッ!!!!




「うわぁぁぁぁぁっっ!!」



「嘘だろ!?くっ来んなっっ!!来んじゃねぇよっ!!」




……あ。



体が宙を浮く感覚。



どうやら逃げるのに邪魔だったあたしは放り投げられたらしい。



もう動かない体は、なんの対処も出来ず床に叩きつけられるのを待つだけだった。







でも。




「……っっ!!」




叩きつけらる前に、あたしの体は大きくて暖かい物に包まれた。




ガターーンッッ!!



ガッ!!




物凄い衝撃。




なんて…こと。



あれだけの衝撃であったにも拘わらず、あたしに痛みはない。



だって、全身であたしを庇ってくれたのだから。



あたし…を庇って…大怪我でもしたら………!!




「………ぐっ」




抑え込もうとした呻き声。


早鐘打つ自分とは異なる心臓の音。



優しく力強い暖かな腕。



埃と汗…そして甘いチョコレートの香り。




怪我は?


大丈夫……?




「……や…くも……さん」


「……ハ……イネッ」





耳元で誰よりも愛しい人の掠れた声がした。