少女と過保護ーズ!!続

あたしだって"黒豹"だ。



"黒豹"が負けるかっ。



あんたらなんかに。



最後の悪足掻きだった。



もう意識も朦朧としてきて。



でも、"フンッ"と鼻で笑うことは忘れない。


なんか桂がよくやってる。


馬鹿にされた気分になるんだよね。



案の定。



「あ"あ"!?怖がれやっ!!悲鳴の1つでも上げろやっ!!お前のっお前のせいで"邪魅"は潰されんだぞ!!」



知るか。


仕掛けてきたのはそっちだ。



胸ぐらを掴まれたまま、体をブンブン揺すられる。



気持ち悪……い。




「やっぱ、磔の火炙りだな」


「ギャハハ!!ここ、良く燃えそうだな!!」


「……」




ごめんね…皆。


ごめん。


巻き込んでごめんなさい。



体の力が抜ける。


男たちの会話を聞いてももう抗う力がなかった…。



……八雲さん。




「反応しなくなったな」


「死ぬんじゃね?」


「あ?んじゃ早く磔て火つけようぜ」




"苦しめよ"



なんて笑う声が朦朧とした意識の中で聞こえてくる。



苦しむ…?



馬鹿だな…。



苦しまないよ、あたしは。



だって、幸せだったもの。


”黒豹“の皆に出会えて、幸せだもの。


最後は笑ってやる…




フォォォォオンッッ!!!!!!



ドッドッドッドッッ!!!!




『……!?』


『っっ!?』


「なんだ!?外が」


「うるせぇな。誰のバイクだよ」


「志門を捕まえたのか?」




……この…音。




ヴォンッッ!!

ヴォンッッ!!

ヴォンッッ!!




『離れろっっ!!』