少女と過保護ーズ!!続

数十分は歩いただろうか。


裏道ばかりで、ドンドンすれ違う人が少なくなり、いよいよヤバい……。


息も切れ、集中力もなくなってきた。



ここはどこだろうか…?


灯り1つついてない建物達。


シンっと静まり返り物音もしないここら辺一帯は廃墟ビルだらけに思えた。


だから助けも期待できそうにない。


そして進むにつれて、懐中電灯の灯りみたいなのがウロウロするのが増えた。


何かを、誰かを捜すように揺れる灯り。


確実に追い詰められてる。


それに気付き、さっきまであった確固たる気持ちが今はもう折れてしまいそうだった。



大量にかいた汗は、12月の冷たい風ですぐに冷え体温を奪っていく。




「……八雲さん」




無意識に呟いた。