少女と過保護ーズ!!続

八雲side



見つけた――――…!!


ハイネのホイッスルの音を聞いて数分。



一見、普通のワンボックス。


だが、雑に擬装されたナンバープレート。


時折、争ってるかのように不自然に揺れる車体。


間違いない。


あの中にハイネが居る!!



「ハイネ――――!!!!」



思わず叫んだ。



すると助手席の窓が開き、柄の悪い男が顔を出し俺を凝視する。




「!?………"黒豹"!!??」




テメェに用はねぇよ。


ようやく、ワンボックスに並び。




ガァァアァァンッッ!!!!!!




「ぎゃあっっ!?」


「うぉっ!?」


「なにすんじゃ、ゴルァッ!!」




車内が騒然とする中、一番後ろにいた男が殊更ゆっくり振り返った。



コイツが……志門か。



ハイネを拐った"邪魅"の総長。




ガァァアァァンッッ!!!!




ハイネから離れろ。




「触んじゃねぇ!!」




志門のすぐ側にハイネは居た。



志門に顎を取られ、今にもキス出来そうな距離に。



目の前が真っ赤になって、ワンボックスの車体を何度も蹴る。




誰もハイネに触んじゃねぇよ……!!