少女と過保護ーズ!!続

「……………」



高遠ハイネを見れば、大きな猫瞳に涙が溜まってた。


しかし"シャーウッド"で見たときとは正反対の感情がありありと浮かんでる。


忌々しく舌打ちすれば、ありったけの力で抵抗され、俺の手を引き剥がすと女の所へ飛び込んでいった。



その口元には笑みが。



くそっ!!


絶望どころか、希望を与えるとは!!



ブブブブブ!!


またスマホが震える。


次から次へと!!


画面には、アジトに残した幹部の名。



「なんだ!?」



噛みつくように出た。



『助け…助けて………』


「ああ!?」


『あい…つら…は…化け物…ぎぃやぁぁぁぁ!!』


『おいおいおーい。俺らとやってんのに電話とは余裕よのーー?あー?』


『てか、その相手誰?もしかして…』



幹部の奴の声が絶叫と共に途切れ、聞いたこともない声が2つ。



「誰だっっ!?」


『誰だっっ!?って、お前が誰だっっ!?』


『蓮。よく見なよ。志門って出てんじゃん。"邪魅"の総長だ』



蓮…って青木蓮か…。


"黒豹"幹部、赤鬼と異名を持つ。喧嘩師。


もうアジトまで!



『総長が何処にいんだ、ごるぁっ!?』


『もうこっちは、ほぼ全滅だよ。卑怯者』



女のように高い声。


川崎麻也…か?


高遠ハイネより姫らしいと聞くが。


その声に宿る殺気は生半可なものではない。



「ふざけんなっっ!!」