少女と過保護ーズ!!続

『500とは言うのぅ!!』


『久々やから、メッチャ楽しいわー!!』



電話の向こうから、ギャハハハと下品な笑い声。



「なんで、わかった?」



奇襲が。



『うちには、居るんでね。先を読む紳士が』


「紳士……だと?」



何言って…



『それを言うなら、軍師だろうが、アホ犬』


『!?誰がアホ犬だ、ごるぁぁぁぁ!!』


「だが、そっちに大分人数を割いただろーが。んなんで"邪魅"を」


『あ?何言ってんだ。こっちは俺一人だ』


「はぁっ!?」



一人だと!?

ふざけ…



『後は喧嘩馬鹿な総長やらやらの総勢5人』


『やらやらてなんやねん!!』



同盟の奴らか!?


いやだが、"黒豹"に同盟を組んでる族はいなかったはず…。



『"黒豹"総長!!早くチビ姫さんとこに行くッス!!』


『ああ。わかってんよ、角刈り。"黒豹"に"姫"に手を出したこと死ぬほど後悔させてやる。覚悟しろや』


「ハッ、そこから何が出来るってんだ?」



お前が来る前に逃げてやるよ。



「んーっっ!!んぐっ!?」



暴れまわる高遠ハイネを力づくで押さえこんだ一瞬、スマホが俺から離れた。





『ハイネ。待たせちまったな。今から行く』



さっきまでとは、うって変わって優しい幼子をあやすような声が車内に響く。



「黙れっっ!!」



胸くそ悪くなって叫び、電話を切った。