少女と過保護ーズ!!続

「お前が素直に俺のものになって、"黒豹"を"邪魅"から退かせてくれたら止めてやるよ?」



止めてくれる……?


皆もケガせず……


"シャーウッド"も無事…?


それなら…選択は簡単…。



「しっかりなさいっ!!」



ペチーンッッ!!



「っっ??」



おでこに軽い衝撃。


竜希さんや麻也のゲンコツを喰らい慣れてるから、その軽さにびっくりして、さっきまでの混乱も忘れ、井坂さんを見る。


「こんなに卑怯な奴らが、そんなこの場だけの口約束守ると思う!?」


真っ直ぐあたしを見て叫ぶ。



「オイ。その口閉じろ。じゃないと男たちの中に今すぐ放り込むぞ?」



悪意にまみれた声と視線。



「っっ!?」



怯え黙りこんだ井坂さんにまた抱きつく。



「ありがとう…」



井坂さんの考えは最もだ。


コイツらが約束を守るとは思えない。


わかっても、まだ悩む。


だって、皆が大ケガしたら……?



"シャーウッド"が壊されたら……?



怖い…。


怖い…。



そんなことになれば、あたしはもう帰れない。