少女と過保護ーズ!!続

おもわず、すがり付くように井坂さんに抱きつく力が強くなる。



「……大丈夫?」



あたしと初めて会った時の強気な女は成りを潜め、小さな声で聞いてくれた井坂さんに顔を上げて笑う。


引きつってしまったかもだけど。


何を弱気になってんだ。


皆が…八雲さんが来てくれるまで、井坂さんを守れるのはあたしだけなのに!!



「真木八雲。"黒豹"総長の片腕」




くっ、と志門が笑う。



歪んだ笑みに、見ていて眉間に皺が寄る。




何?




「それがお前の、代わりなどいない、たった一人の愛しい人…か?」


「……」




それはさっきのあの男との会話。




「ソイツは本当に来るのかね?」


「何…言………」


「今頃、お前の帰る場所。"シャーウッド"だっけ?」


「!!」



"シャーウッド"!?

なんで"シャーウッド"!?



「"邪魅"の下っぱ配下共が向かってんよ」


「なっ…」


「その近くにある奴らの溜まり場ごと潰す」


「っっ!?」



唐突のことに、言葉が出ない。



"シャーウッド"を…?



車庫を……?



あたしと皆が"帰るべき場所"を……潰す?




「止めてっっっっ!!!!!!」