少女と過保護ーズ!!続

ハイネside




『触るな』




バシッ!!



八人乗りの車の一番後ろに座らされたあたしは、さっきから太もも、脇腹などを遠慮なく撫でまわしてくる気色悪い手を力一杯叩き払ってた。



井坂さんに抱きついたまま。



クソッ!!



なんだ!?

このもにゅもにゅは!!


同じ女でも、こうも違うのかっっ!!



抱きついてるあたしはあたしの頭の位置にある井坂さんの胸に顔を埋める形になってるんだけど、驚愕せざるをえない。


柔らかすぎる!!



あの後。



長髪…志門淳(しもん じゅん)の手を振り払い、部屋を飛び出した。


そして、エレベーター待ちをしてた男たちの中に突っ込み、抵抗も止め人形みたいになってた井坂さんに抱きついた。



「あなた…」



虚ろな目があたしに向けられる。


1発殴られたのか、口の端が切れて血が滲んでた。


なんてことをっっ!!!!


ギッと怒りも露に男たちを睨むも、奴らはニヤニヤ笑うだけ。



「ほら、離れろ。この女は俺らのだ」


『ふざけんな。この人は物じゃない。お前らが離れろ』



汚い手で触んな。と近くにあった手を叩き落とす。



「あ"あ"!?」


「総長のお気に入りだからって調子に乗るなよ!?」