少女と過保護ーズ!!続

『混じってるからな』



俺の思ったことを間違えることなく読み、なんてことはないと答える竜ちゃん。



「あ"あ"、マジどんだけ卑怯なんだよ!!アイツら!!」


『おーい桂。なんだ?どった?キャラが違ぇぞ』


「うっせぇ!!」



わかってんよ!!

案外、テンパってんだよ俺も!!



『落ち着け。俺の心配は不要だ。その全てをチビ奪還にまわせ。チビが"帰る場所"、「ただいま」と言える"家"は必ず俺が守る』



数十だか、百だかの敵を目の前にしてるとは思えないほどの冷静さ。


ホント敵わねぇ。



『チビと八雲を頼んだぞ。桂』


「ああ!!ああ!!」



まかせとけ!!


そう言って電話を切る。


2階分を一気に飛び降り、マンション前に停めてあるバイクへ。


横付けしてあった八雲のバイクはない。



あんにゃろ!!


見つけたら、一発殴ってやる。


チビ助を心配なのは、お前だけじゃねぇんだよ!!


深呼吸して、耳を澄ます。


幸い、ここは住宅街で、時間帯のせいもあるが静かだ。



……聞こえた!!!!


八雲のバイクのエンジン音。



こっちだ!!


すぐに愛車に乗り、八雲の後を追う。


どいつもこいつも、俺にこんなに心配かけやがって。


帰ったら説教だ!!