少女と過保護ーズ!!続

だから、俺は俺がすべきことをする。



「あっっ!!名前!!」


「ん?」


「…名前を…教えてもらえないか?」



急に視線を反らし、ボソッと言われ、そういやぁ名乗ってなかったことを思い出す。



「ああ。言ってなかったな。俺は吉良竜希。んであっちが川崎麻也」


「吉良竜希…さん」


「麻也ー!!」


「助っ助けてよ!!竜くん!!」



呼べば、ちびっと半泣きでこっちに来る麻也。


可愛いのぅ。


が、甘やかさんぞ。



「アレぐらい自分でなんとかしろ。次期総長」


「ぐっ…」



そう言えば押し黙る麻也。



「行くぞ」


「うん!!」



バイクに乗り、エンジンをかければ。



「ああ~ん。麻也く~ん」



とアフロマッチョ。



俺は盛大に顔をしかめた。


あまりの裏声に鳥肌が…。



「何かあったら言って。必ず手を貸すから」


「ありがとう。じゃあな"紅蓮姫"」


「空だ…」


「ん?」


「"紅蓮姫"じゃなく、空」



空ー。

良い名だな。



「ああ。またな。空」


「うん!!また!!」



パッと笑った空に、チビにぜひとも会わせたいな…と思う。


なんでかニヤッと笑ってバイクを発進させた麻也の後に俺も続く。





チビを…ハイネを頼むぜ。



八雲!!!!