少女と過保護ーズ!!続

"九龍"の倉庫より少し離れて。




「大丈夫か??」


「ん?」


「"九龍"は」



総長が同盟破棄を承諾したとはいえ、黙ってない者も居るだろう。



「心配御無用。だって、ホラ」



"紅蓮姫"が指差す先には、麻也を全力で追いかけるアフロマッチョ。



「お…あたしとりりちゃんが居るから」




平気と頷く"紅蓮姫"


あのガタイでりりちゃん。


あの顔でりりちゃん。


あり得ねぇ…。



もっとあり得ないのが、あれが"紅蓮姫"だということ。



どっからどう見ても男…



「りりちゃんは、れっきとした女の子だよ」


「麻也く~ん。待って~」


「だぁっっ!!来るなぁぁ!!」



麻也…。

頑張れ…。



まぁ、うん。


総長が認めたぐらいだしな。


大丈夫そうなんでいいか。



「本当にありがとな」


「礼を言われるようなことは何もしていない。で?いつ"邪魅"を?」


「今から」


「今からか」



目を丸くする"紅蓮姫"。


チビ奪還はもう任せてある。



俺の片腕にして。


チビの片翼。


八雲に――――――。