少女と過保護ーズ!!続

「「「っっっ!?」」」



右足を地面に叩きつけ、ギャンギャン騒いでる奴等を黙らせる。



『俺のことを笑うのは、構わねえよ。』



笑いたいだけ笑え。


だが。


俺はキツい眼差しそのままに、周りを睨む。




『"黒豹"を貶すのは、絶対に赦さねぇ』



クソ犬、クソ犬と。


誰のことを言ってんだ?



『殺すぞ?』



殺気を込め感情の籠らない低い声で言えば。



ビリビリと空気が震え、時が止まったかのように誰も動かなくなる。




「ふっ」


「くはっ」


「「カッコいいわ」」



そんな中で、笑ってのける二つの気配。


この空気の中で笑えるとは大物だ。


二人の言葉に俺も笑う。


ちなみに、その大物とは俺を挟むように支えるように立つ麻也と"紅蓮姫"。



「…勝手にしろ」


「……あま…ひと」



影山がそんな二人を見て、話し出す。



「今回は俺らが悪い。"紅蓮姫"はずっと"九龍"を立て支えてくれてた」



"邪魅"を潰す力を悠々と持っていながら"紅蓮姫"は、この県1位の"九龍"の影となってくれてた。


さながら夫を支える妻のように。



「なのに、俺らはソレに甘えるだけ甘えて…何もしなかった」



見放されるのは当たり前だ。



「わかってるじゃないの~」



突然の第三者の声。


そして光溢れる"九龍"倉庫周辺。


場を支配する轟音。



「そろそろ返してちょうだい、うちの総長を」



"紅蓮姫"が来たらしい。



いや、居たよな、ずっと気配押し殺して。



声の主を見るため振り返った俺らだが。




「「…………………??」」




居たのはアフロマッチョだった。



"紅蓮…………姫"??