少女と過保護ーズ!!続

チビ、チビ…


ハイネ――。



もう1日以上、声も聞けず顔も見ていない。



俺の大事な妹――――。



『それを…。この人達は、この県のことを思い、筋まで通してくれたというのに、お前らは……』



自分達、この県1位のプライドも忘れ、失態をこの人達に擦り付けたあげく、土下座までさせ笑いものにした。



「…………」



誰も口を挟まない。


いや、挟めない…か。



『金輪際、"九龍"と"紅蓮姫"は関わりを持たない』



キッパリと宣言した"紅蓮姫"が、またこっちを振り返る。



『"邪魅"の行いを知りながら、放っておいた"紅蓮姫"にも責任があります。本当にすみませんでした』



"紅蓮姫"が深々と頭を下げる。



『"邪魅"を潰す許可は"紅蓮姫"総長、遠野 空(とおの そら)が出します。存分に暴れて下さい。手が必要であれば"紅蓮姫"も喜んでお手伝いしましょう』


「空っっっ!!!!」



津山に呼ばれても頭を上げない"紅蓮姫"。



ここに居る誰よりも潔いのが、この少女だとは。



その潔さは、女特有のものなのか。



チビもたまにそれを見せる。


ホント。



「ありがとう」