少女と過保護ーズ!!続

もう一人は……男…か?



側に居る女たちより、断然可愛い。



吉良が"黒豹"なら、アイツは"ウサギ"じゃねぇか。


だが。


この荒くれ者たちの罵声を浴びながらも、吉良の隣で揺るぎなく視線を真っ直ぐ、俺に向けてくるあたり、間違いなく"黒豹"



「何しに来た?吉良竜希」


「久しぶりだな。影山」


「昔話でもしに来たんなら帰れ。俺はテメェと話すことなんざ何もねぇ」



殺気をのせて睨むも、へらりと笑う吉良。


忌々しい。


やっと、一番になれたってのに。


やっと、総長って立場で対等になれたってのに。


対面しただけでわかる。


勝てない―――。


まだ俺はコイツに勝てない―――。



「いや、昔話をしに来たわけじゃねえ」



グッと表情を引き締めた吉良。



俺の殺気が瞬時にして相殺される。



「じゃあ」



何しに来た。

と聞こうとしたが。



「昨日、"黒豹"の、俺らの家族が、この県No.3の"邪魅"に拐われ、それを守ってた仲間がボコボコにされ病院送りにされた」