少女と過保護ーズ!!続

「なっ!?」




"黒豹"……アイツか!?




「こっちに向かってるんだな」


「ハイ!!ココに来ます!!」


「わかった。俺が行く。全員に伝えろ。手は出すな」


「ハイ!!」



俺の指示に男が走って階下に下りていく。



吉良竜希。


お前かー?




「ちょっと、雨人~」


「ねー、なんなのー?」



女たちの声を無視して部屋から出る。


1階まで下りれば、辺り一帯に響き渡る重い重いバイクのエンジン音。


KAWASAKI750RSZ2


間違いない。


奴の愛車だ。



「何ー、超うるさいんだけど~!!」


「スゴい音。こんな音聞いたことない」



俺が外に出ると同時にエンジン音が止んだ。


今、倉庫に来てる"九龍"全員で取り囲むは、二人の男。


汚い野次が"九龍"のメンバーから飛ぶなかで、怯えも怒りも見せずに、自然体でその場に立つ。



「っっ!?きゃーーっっ!!」


「え!?何!?超カッコいい人と、激可愛い子が居るーっっ!!」



後ろから付いてきた女たちが騒ぎだし、乱入者たちがこっちを見た。


やっぱりな。


月光にて輝くビンビンに逆立てた金髪ウルフヘアー。


刃物のように鋭い切れ長の瞳。


俺があの県から出て4年か?


幼かった顔付きは、見事に野性味溢れる男へと変化している。


立ち姿などは隙のない…まさしく"黒豹"