少女と過保護ーズ!!続

「"姫"が拐われたのに、お前は何やってんだ!?」


「こんなとこに来てないで、助けに行けやっっ!!」


「守れねぇのに、"姫"なんか作るんじゃねぇよっ!!」


「信じられねぇ!!」


「ダッセェ…笑える」



周りから飛ぶヤジ。


そんなヤジに歯を食いしばった月子が男の元へ行こうとするのを、腰を掴んで引き寄せ止める。



『聖っっ!!』


「良い子にしてなさい」



一言だけ言って、再び男を見る。



手をキツく握りしめ、頭を下げたまま。



黙ってヤジを受け入れている。




「弱いやつが、シャシャリ出てく…」


『黙れ』


「「「………そっ総長」」」



場が一瞬で静かになる。



信じられねぇ?

ダッセェ?


僕は月子の頬を撫でた。


叩かれて赤くなった頬。


黙って1人で外に出た月子は、"jewel"信者の女たちに捕まり、叩かれたらしい。



「僕らも同じで守れてないのに、何を偉そうにヤジってるんです?お前たち」


『聖!!コレは…』


「青木蓮。顔を上げて下さい」


「…………」



そう言えば、顔を上げる青木蓮。



ああ。