少女と過保護ーズ!!続

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「この県に喧嘩を売りに来たわけでも、勢力争いに参加する気もない。だが、No.3である"邪魅"を"黒豹"が潰すことを許してほしい」



突然、月子を乗せて"jewel"に単身乗り込んできた男が今、体を90度曲げて僕に頭を下げてる。



"黒豹"


その名は、この県にも届いている。


隣県にて、広く名を轟かせる暴走族。


そして、よく聞くのが"暴走族らしからぬ暴走族"



目の前の光景を見れば、その言葉が真実であることは明白。


隣にいる月子が不安そうに男と僕を見る。


話を聞けば、彼らの"姫"が"邪魅"に拐われ、仲間が傷つけられたのだと言う。


先に仕掛けたのが"邪魅"ならば問答無用で潰せばいいだけのこと。


隣県までいって好き勝手する"邪魅"がどう考えても悪い。


僕ならば、他県だろうが気にも止めない。


月子が拐われたなら、その族をすぐにでも潰す。


この男も、すぐにでも助けに行きたいのだろうが、こうやって、この県を荒らすことを勢力争いに波風を立てることを、謝り許しを乞うてきた。



好き勝手するのが暴走族。



本当に"らしからぬ"だ。