少女と過保護ーズ!!続

"黒豹"に特攻服などというものはない。


黒き輝きを宿すバイクこそが"黒豹"であるから。


そして、バイクに刻まれた豹のエンブレム。



更に、その横にはチビネから貰った手袋と同じ、黄色のペンキで『RON』と書かれてるのが、俺のバイクだ。



俺はソレに触れ撫でた。



『ロンって、あなたのこと?』



突然、目の前に、そう書かれたスケッチブックが差し出された。



「あ?ああ。いや、違う。俺の名前は蓮だ」


『??』


「ちょっと、お馬鹿な。だけどスペシャル可愛い子が間違えて書いたんだ」


『REN』と書かねばならぬところを。



同じようなバイクばかりに、"目立たねば!!"とチビネが書いた。



『麻雀かっっ!!』



その時は、麻也と俺が居て。


麻也が、ものすごいツッコミをしてたな。



『はぅあっっ!?』



綴りの間違えを教えられ、麻也からチョップをくらい、泣きながら謝るチビネを今でも覚えてる。



『馬鹿でごめんよぉお』



と。



『よっぽど、大事な子が書いたんだね。優しい顔してる』