少女と過保護ーズ!!続

スッと目を細めたあたしは優さんを見据えて言う。



「"代わり"なんて居ない。愛しい人の代わりになれる人なんて、どこにも居やしない」



だってそれは、どんなに似てたとしても別人だもの。


求める者との違いに、気付き嘆き、どちらもが不幸になるだけ。


あたしの言葉に優さんの体が震える。



「へぇ。んじゃ、潰すか。"黒豹"」



ケロッと言う長髪に、あたしは笑う。


皮肉たっぷりに。



「"黒豹"を潰す?寝言は寝て言え」


「あ?」


「あ"!?」


「"黒豹"は、あの人たちは強い。絶対に卑怯で卑劣なあんたたちには負けない」



だから、あたしも負けない。



あたしも"黒豹"の一員だと、胸を張っていたいから。




負けられない!!




「上等!!」


「……っ」



グイッと髪を掴まれ、近距離で長髪と顔を突き合わせる。



皆…。

皆!!



竜希さん、蓮くん、桂、麻也。



八雲さん。



どうか、無理しないで。



怪我なんてしないで――。



長髪を睨み付けたまま、祈ることしか出来ないあたしは、ただただ祈った。



皆、無事で――――――。