少女と過保護ーズ!!続

「ほー!!ナイス蹴りだ!!」


「かっけぇな、オイ!!」



優さんを捕まえてる男達から絶賛されるも不快なだけ。



「まっ、それはあっちで話そうぜ。ココもアイツらに嗅ぎ付けられてるからな。きっともうすぐ来るぜ、奴ら」



皆がもうすぐ来てくれるって…。


いや!!

しっかりしろ、ハイネ。



ここは敵だらけだ。


気を抜くな。



長髪が、あたしの手を掴もうとするのを避ける。



「気安く触らないで」


「良いねぇ。気が強い女は大好物よ。あんた、俺の女にならねぇか?」



さっきから、気になって気になって、とニヤリと笑う長髪。


ドロッと濁った目に、寒気が走る。



コイツの女になる?



「冗談。あたしにはもう"最愛の人"が居る」



顔を近付けてくる長髪から逃げ、ホイッスルを握りしめる。



"ハイネ"



優しい声が耳を撫でる。


あの人が居なかったら、あたしを見つけてくれなかったら、あたしはずっと身代わりのまま、何をされていたか………。


竜希さん、蓮くん、桂に麻也にも"黒豹"の皆にも出逢えなかった。


あたしの"唯一"で"絶対"


八雲さん―――――――。