少女と過保護ーズ!!続

「それにしても、気色悪い部屋だなぁ」


「……」


「なぁ?そう思わねぇか?高遠ハイネ」


「あんた…!!」


「1日…ん?2日ぶりか?」


「っっ!!」



見覚えのある顔だった。

忘れるわけがない。


この男っっ!!

この男がゴブさんやハゲさんをっっ!!



胸の方まである、黒の長髪。

桂よりも更に垂れた目。

鼻の周りには、数えきれぬほどのソバカスとニキビを潰したような跡。


常に笑みが絶えない煙草をくわえた、分厚い唇。



『そいつらを壊されたくなければ、一緒に来い。"高遠ハイネ"』



ココに来る前に言われた言葉。



その声。



間違いない。



怒りで唇を噛みしめて、男を見上げる。



「そうそう。その瞳」


「……?」



瞳?



こっちに来る男。



周りの男達が何も言わず場所を開けるということは、コイツが一番偉いってこと?



「あん時も、そんな瞳だった」



グイッと顎を掴まれ、上に持ち上げられる。


あん時って、ゴブさんやハゲさんをリンチしてる時のことか!?



「男を必死に庇いながら、俺を睨むその瞳をもう一度見たくてなぁ……」



ゾッ背筋に冷たいものが走る。


芹原優もオカシイが、この男はその上をいくかもしれない……。



「会いに来てやったぜ?」



顔を近づけてきて、ギャハハハハハと高々笑う男。



「勘弁。あたしは会いたくなかったわ。2度と」



心の底から、そう言うも男の笑いを止めることは出来なかった。