ガラガラにすいていた道路も

いつの間にか愛媛の住民の大半の車が

この狭い主要道路に集結し

ひしめくあうようになる。

信号が赤にかわると

スピードをおとし車をとめた。

通勤の道のりの

半分以上きてとめた車の中で

ふと妙な感覚にとらわれだした。

そう・・・なんだか大切な何か、

いやもしかしたら

どうでもいいものかもしれない・・・

それでいて根拠のない、

しまりの悪い不安がうずきだした。

・・・あっ!

その瞬間その「忘れ物」に気付く。

・・・4回たたいたよな?

・・・俺4回たたいたよな?・・・