理彩の問いかけに駿介はしばらく黙った後、


「オレ、足怪我したんだ。」



とても辛く悲しそうな声で呟いた。



その怪我を見せるように布団から足を出そうと体の向きを変えようとしている。


私はとっさに移動して駿介に手を貸す。



「ありがとう。」



足を見て声が出せないくらいに私は固まってしまった。