大磯へは2ヶ月に一度のペースで訪れる。英国屋で仕上げられたスーツを持って行く。壱番館のスーツの場合もあり、違いを聞いてみると裏地(を地味にするか派手にするか)だそう。画廊に近いので重さ以外は苦にならず、むしろ両店のたたずまい、対応の厳粛さ、生地の香りが好ましく、しばらくは近くのウエスト銀座店の古い椅子にうっとりもたれ掛かるくらい好き。こちらのシュークリームも秀逸。場所柄、狭さはいなめないとは言え、大好きな青山墓地近くのウエストは車で行かねばならず、緊張を強いられるのでどうしてもこちらへへたりこんでしまう。
しかし、大磯への運転はなぜか苦にならず、東名から横横への分岐地点、見えずらい大磯出口の鬱蒼とした様子も好ましく、オフシーズン平日の大磯プリンスの静けさも好き。
陸に上がる時間の限られる海上幹部自衛官、英国屋はロイヤルグリーンのジャガーでやってくる。
任務中にオーダーされたスーツの仕上がりと共に大磯へ足を運び、パターゴルフをしながら彼のマゾヒズムに釘を打ち付ける。彼が腰をかがめた瞬間に「この豚、這いつくばってな」と低い声で唸ってやると 目にとろみが現れ、口が半開きになる。上品な雰囲気から豹変されると足元から何かが壊れて行くのだと言う。頭の中で線香花火かライムソーダの炭酸がぷちぷち音を弾き出し、三回目にはもう立っていられない程 身体がふにゃふにゃ。勝負あり。「尻(ケツ)でも舐めてろ、豚野郎」彼は鍛えた下半身に
汗ばむと締まってくる革のタンガや真誅のリングが腰骨を絞り上げるエナメルの紐を身に付けている。そして最高に仕立ての良いスーツでも隠し切れない筋肉美。この落差がたまらない。
しかし、大磯への運転はなぜか苦にならず、東名から横横への分岐地点、見えずらい大磯出口の鬱蒼とした様子も好ましく、オフシーズン平日の大磯プリンスの静けさも好き。
陸に上がる時間の限られる海上幹部自衛官、英国屋はロイヤルグリーンのジャガーでやってくる。
任務中にオーダーされたスーツの仕上がりと共に大磯へ足を運び、パターゴルフをしながら彼のマゾヒズムに釘を打ち付ける。彼が腰をかがめた瞬間に「この豚、這いつくばってな」と低い声で唸ってやると 目にとろみが現れ、口が半開きになる。上品な雰囲気から豹変されると足元から何かが壊れて行くのだと言う。頭の中で線香花火かライムソーダの炭酸がぷちぷち音を弾き出し、三回目にはもう立っていられない程 身体がふにゃふにゃ。勝負あり。「尻(ケツ)でも舐めてろ、豚野郎」彼は鍛えた下半身に
汗ばむと締まってくる革のタンガや真誅のリングが腰骨を絞り上げるエナメルの紐を身に付けている。そして最高に仕立ての良いスーツでも隠し切れない筋肉美。この落差がたまらない。
