二人の想い   ~素直になれない~

裕斗にも、祥子さんを紹介する事が出来た。
いつもなら一緒に帰るんだけど、今日の裕斗は会計を済ませてさっさとタクシーで帰っていった。

今日の祥子さんはいつもと違う。
裕斗にも挨拶をしてちゃんとしている。

「俺たちもホテルに帰ろうか」
うなずく祥子さんは真っ赤な顔をしている。
これは緊張している?
それともお酒のせい?
とにかく早く帰ろう。

部屋に着くと先にお風呂を進めた。
緊張してても、お酒のせいでも。
「お酒飲んでるからシャワーだけでも、湯船に入ってもあまりゆっくり浸からない方が良いと思うよ」

今日一日、少しは心配はしたけれど無事に終わってほっと一安心。

祥子さんに続いてシャワーを浴びる。
ゆっくりはしてられない。
髪を急いで乾かして、部屋に戻った。

そこには気持ちよさそうに眠っている祥子さんの姿があった。