再会して早々上がり込むのは申し訳ないけど、あやくんなら信頼できる!
「……安心、ね」
「あやくん?」
「何でもない。行こう」
「よろしくお願いします!」
あやくんの新しいお家楽しみだな〜!!
でもなんでタワマンで一人暮らししてるんだろ??
何か事情があるのかな?
それにしてもあのあやくんが目の前にいるよ。
本当に大っきくなったんだなぁ。
「えへへっ」
「何ニヤニヤしてんの?」
「だって〜、嬉しいんだもん」
厄日だと思っていたけど、あやくんに会えたのはすごく幸運だった。
あれ、でも何か引っかかることがあるような??
……まいっか!!
「うふふっ、うふ〜」
「……のんきに笑っちゃって。何もわかってないな」
とにかく嬉しくてハッピーハッピーな私はあやくんの呟きは全く聞こえていなかった。
* * *
「ここが俺の家」
「うわあ……!」
ひ、広い……!!
リビングめっちゃ広い!!
流石は最上階、景色が異次元すぎる!!
大きな窓から一望できる景色の綺麗さと美しさが非日常感ある。
ここから学園も見えるんだ!
「すごいね!?」
「そう? まあ適当に座って」
勧められたソファはふかふかだ!
うちにも昔はこんなふかふかで気持ちいいソファあったなぁ。
「懐かしい。ソファでジャンプして二人で怒られたよね」
「あったね、そんなこと」



