キスで溺れる同居生活〜年下御曹司は再会した幼なじみを愛し尽くしたい〜



 うう、私ってそんなに顔に出やすいの……?

 最初は一日一回必ずキスして、なんて言われて戸惑った。
 かわいい天使みたいなあやくんはどこに行っちゃったの? って思った。

 でも今は、一回だけじゃ足りない。
 無意識にあやくんの唇に目がいってしまう。

 やだもう、私ってば!
 これじゃヘンタイみたいだよ!


「つづ、キスしたい?」

「えっっ」


 上ずった声出しちゃった……。

 あやくんはニヤニヤとイジワルな笑みを浮かべてる。
 絶対確信してる顔だ。


「キスしたいなら、つづからして」

「えええっ!?」


 わ、私から!?!?


「いつも俺からしてるじゃん。つづからしてよ」

「えええ……」

「嫌?」


 嫌じゃないけど……自分からしたことないからドキドキしちゃう……!


「いつも俺からばかりだと悲しいんだけど」

「うっ……」


 たまに年下感出してくるとこ、ずるいと思う。


「わ、わかったから!」

「ほんと?」

「するから……目つむって」