「リリーは、魔法を使えないってだけで、石を投げられたり、トイレに閉じ込められたりしてるんです。おばあさんは何も知らないんですか?」
ローズばあさんは、爪先で鼻をかくと、ふっと笑った。
「孫が、アザだらけになって帰ってきたら、そりゃ解るさ。だが、逃げてどうする」
「あたし達は、何も悪いことはしていない。教師に『帰っていいよ』って言われるのよ? あたしには教えることがないって。リリーは、どうせ何もできないからって」
「なぜ、他人の価値観の中で生きる?」
「周りに合わせなさいって教えたのは学校よ」
「じゃあ、聡明なトレニアもうひとつ聞こうか。お前さんが本当にしなくちゃいけないことは何か考えたことがあるのかい」
「私が……?」
「お前さんがやるべきことは、リリーと惚れ薬作って遊んでいるようなことじゃ、あるまい」
バレてる。
「よく考えてごらん。さて、もう行こうかね」
ローズばあさんは、爪先で鼻をかくと、ふっと笑った。
「孫が、アザだらけになって帰ってきたら、そりゃ解るさ。だが、逃げてどうする」
「あたし達は、何も悪いことはしていない。教師に『帰っていいよ』って言われるのよ? あたしには教えることがないって。リリーは、どうせ何もできないからって」
「なぜ、他人の価値観の中で生きる?」
「周りに合わせなさいって教えたのは学校よ」
「じゃあ、聡明なトレニアもうひとつ聞こうか。お前さんが本当にしなくちゃいけないことは何か考えたことがあるのかい」
「私が……?」
「お前さんがやるべきことは、リリーと惚れ薬作って遊んでいるようなことじゃ、あるまい」
バレてる。
「よく考えてごらん。さて、もう行こうかね」


